今月の聖句(10月)をお知らせします?
「主にいやしていただくために、罪を告白し合い、互いのために祈りなさい。」
(ヤコブ5章16節)
今月の聖句は、キリストの12人の弟子の一人、ヤコブが書いた手紙の一節です。
この中の「罪を告白し合い」という箇所に
引っかかりを感じる人もいるのではないでしょうか。
「罪」という言葉にはとても重い響きがありますが、
ここでは、その自覚のあるなしに関わらず、
自分をいつも謙虚な目で見つめることを意味しています。
また、私たちはとても嬉しいことがあったとき、
その喜びのあまり、まわりが見えなくなってしまうことがあります。
反対に、苦しいことや悲しいことがあったときには、
周囲に対して心を閉ざしてしまうことがあります。
どちらにしても、自分の感情でいっぱいになり、
まわりの人への思いやりを忘れてしまうことがあるのです。
「互いのために祈りなさい」というのは、人との関わりを通して、
何かしら支えられ、助けられていることを思い出し、
感謝する心を持ちましょう、ということです。
謙虚な目で自分を見つめれば、誰でも自然とそこへ着地できるでしょう。
自分のことでいっぱいいっぱいになっているとき、
周囲を思いやるなんて、なかなかできないことだと思うかもしれません。
そのようなときこそ、この言葉を思い出してください。
私たちが自分のためではなく、誰かのためにチャレンジすることを、
神様は高く評価してくださいます。
その結果として、私たちは誰でも、必要な癒しや慰め、
祝福を、人からの理解や表彰や名誉とは別に、神様からいただいているのです。