校長室 7月





山開き・海開き・天開き・・・
受験生に応援


 台風7号の大荒れに警戒して7月3日、本校は臨時休校。その数日後には豪雨による土砂崩れや河川氾濫で、広島・岡山県を中心とする14府県の西日本は、最悪の被害状態となった。幸い八代方面は大事を免れたものの、被災者の悲しみを自分事として皆様の心身の健康と早急の復興を心から祈願する次第です。
梅雨開けとともに、海開きや山開きのシーズンとなり、身の安全を祈る儀式を目にする時、快適さと命の危険が背中合わせにあることを覚えます。登山、海水浴での死傷者無しを心から祈りたい。
ところで、「~開き」と言えば、聖書の中に「天開き」のエピソードがあります。


さて、民がこぞって洗礼者ヨハネから洗礼を受けていたころ、イエスも洗礼をお受けになった。そして祈っておられると、天が開かれ、聖霊が鳩のような目に見える姿でイエスの上に降り、天から声がした。「あなたは私の愛する子、私の心にかなう者」
(ルカ3の21~22)


 天が開いて伝えられたこの父なる神のことばによって、イエスのメシア(救う者)的使命は公的に開始されるのですが、世に出る前のイエスの準備に目を留めたい。準備には、心身の鍛錬が不可欠。イエスは40日間荒野で断食と苦行の黙想に専念され、ひとりの人間として悪霊による誘惑に打ち勝たれたとあります。それは、自己の神的力を利用しての物欲、名誉欲、支配力などからの完全離脱でした。「救い主」としての召命、使命を活かすのは、これら世俗的な方法とは全く逆のことを認識されたのである。十字架の刑に至るまでの長い戦いを勝ち抜いての人類救済事業と復活勝利の栄光は、この40日間の黙想と厳しいトレイニングに基づくものあったこと語っています。

 夏到来。来春の進路先に向けての受験生は、万物が燃え盛る夏に負けず、命の炎を燃やして欲しい。「玉磨かざれば光なし」、天が与えた才も努力して磨かなければ、輝くことは無いのです。すべての人間に神様は異なる天賦の才を与えられています。イエス・キリストは人性と神性を有していましたが、ひとりの人間として如何に天賦の才を活かして生きていくべきか、自らの苦しみを通して教えてくださいました。求めれば、天開きのメッセージは、どんな人にも与えられ、努力のプロセスにおいては、God with Us! である慈しみの神が、時には背負って本人が望む方向へと運んでくださることでしょう。






















HPトップへ戻る        HPトップへ戻る